募集ポジションと求人を別々に管理する
こんにちは。人事グループ・組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
採用活動を継続するためには、採用計画と求人の管理が必要です。この際に、募集ポジションと求人を区別して管理する必要があります。この記事では、募集ポジションと求人の違いと管理方法について解説します。
募集ポジションとは
募集ポジションは、企業が充足を目指している具体的な役割や職種、仕事内容を指します。例えば、『サーバーサイドエンジニア』『プロジェクトマネージャー』といった、組織内で必要とされる役割や職務が具体的に示されます。また、同じ『サーバーサイドエンジニア』でも別々の事業部でそれぞれ採用したい場合は『A事業部 サーバーサイドエンジニア』『B事業部 サーバーサイドエンジニア』が別の募集ポジションになります。
求人とは
求人は、募集ポジションを外部に向けて公開するための具体的な募集要項や告知です。求人情報には募集要項や求める人物像、応募方法などが記載され、複数の募集ポジションをまとめて掲載することもあります。
募集ポジションと求人の関係
募集ポジションと求人の関係には以下のようなバリエーションがあります。
ケース | 内容 | 例 |
---|---|---|
1:1の場合 | 1つの募集ポジションに対して1つの求人 | 1つのウェブエンジニアの募集ポジションに対して1つの求人を出す |
1:Nの場合 | 1つの募集ポジションに対して2つ以上の求人 | 1つのウェブエンジニアの募集ポジションに対して2種類の求人を出す |
N:1の場合 | 2つの募集ポジションに対して1つの求人 | A部門のウェブエンジニアの募集ポジションとB部門のウェブエンジニアのポジションに対して1つのウェブエンジニアの求人を出す |
募集ポジションと求人の管理
募集ポジションと求人の関係は常に1対1とは限らないため、それぞれのリストは別に管理する必要があります。
募集ポジションは、ポジションごとの採用予定、現時点の採用予算、採用実績、採用責任者、重要度などの項目で管理されることが一般的です。求人は、対応する求人媒体やオープン・クローズのステータスなどで管理されることが一般的です。
募集ポジションと求人は別々に管理する必要がありますが、求人が対応する募集ポジションのリストを参照できるようにすると二重管理を防げます。Excel, Google Spreadsheetを使っている場合は他のシートからのデータのImportやLookup系の関数を使うでしょうし、NotionのようにDBを持つツールを使う場合はリレーションで管理できるでしょう。